より高く積んだが勝ち コンテナタワー世界一 14チーム56人が参加
特産かんきつの運搬に欠かせないコンテナを積み上げて高さを競う「コンテナタワー世界一」が3日、愛媛県伊方町湊浦の伊方小学校グラウンドであった。町内外の中学生や職場仲間らが協力して基幹産業を支える「商売道具」を慎重に重ね、澄み切った秋空に向かって高みを目指した。
町民有志でつくる「いかた未来倶楽部」(谷本徳仁会長)が地域を盛り上げ、かんきつの魅力も発信しようと初めて企画。4人一組のチームが5分間の制限時間で高さ30センチのコンテナを積み上げるルールで、14チーム56人が参加した。
選手はコンテナで足場を作って、上に上に重ねていったり、積み上げたコンテナの途中部分を持ち上げて挟み込んでいったりと独自の攻略法を編み出しながら挑戦。時折吹く強風で崩れる場面もあり、悲鳴に似た歓声も上がっていた。
優勝チームは19個の積み上げに成功。参加した大洲市の会社員(32)は「風もあって意外と難しかったが楽しかった」と話していた。